2003.01.24
「織物をオーダーする」

shibafの生地はいろんなタイプのものがあります。
大きく分けると、大量生産できるものと、できないもの。
後者の代表的なものに「織物」があります。

織り機を使って人の手で織られたものには、とくにすばらしい風合いやテクスチャーがあります。
手染めの糸を使って織られたものはなおさらです。

生地のことをどんどん知っていくうちに たどりついたのはやはり織物でした。
それは究極のハンドメイドです。
全体をデザインする(設計図をひく)。糸を染める。
一本の糸を少しずつ織ってゆく。
そのすべてが思い通りにオリジナルなものになってしまう。
織物を織るというのは、生地そのものを作るということ。
今までは出来上がりを見て買い求めるだけでしたが 、織物作家・高浪利子さんと出会ってから
「織物を織ってもらう」という貴重な機会をいただきました。

先日shibafと高浪さんで詳しい打ち合わせをしました。
shibafのふたりが考えている事と高浪さんのアイデアも交えながら、とりあえずSサイズ用のサンプルを3タイプお願いしました。
こんな色合わせで、こんな質感で、 柄はこんなふうに走っていて、、、
一から生地を作ることができるなんて夢のように楽しく、
そしてとても難しいことだと思いました。

やはり究極のオーダーメイドはオリジナルの織物で作るバッグなのではないでしょうか?
少し新しくて贅沢なshibafのニューラインができそうな予感。
このプロジェクトはとても時間がかかりそうですが少しずつ進めていって、いつかWEB SHOPでもご紹介したいと思います。
お楽しみに。。。


高浪さんのオーダーで作ったバッグ。
水色の織り物がトートによく合います。