shibaf note #094
「ビニールコーティングファブリック」

6月に入るともうすぐ梅雨入り、雨のシーズンがやってきます。
この季節、アトリエでのオーダーはビニールコーティングの生地に人気が集中します。
ビニールコーティングされた生地でできたバッグは水分をはじくので
レインバッグとしてこの季節は大活躍してくれます。

ビニールコーティングの生地は、shibafを始めてすぐに扱い始めました。
当時はまだ種類も少なく、レインコートの生地のような薄いナイロン素材が多かったので
トートバッグにしてもいい素材を探すのはとても大変でした。
その点ヨーロッパやアメリカにはテーブルクロス用のファブリックでキレイな発色のものや
バッグにしてもきれいなデザインのプリントファブリックがたくさんありました。
入荷するとすぐに売れてしまう人気の種類なので、買い付けの際には必ず見つけて
シワにならないように丁寧に紙筒に巻いて仕入れるようになりました。



ひと口に「ビニールコーティング」と言ってもいろんな種類があります。
通常はコットンの生地の表面にビニールのコーティングをかけるので、生地は2重になります。
少し重くはなりますがその分、しっかりと張りがあるのが特長です。
元の生地の厚み×コーティングの種類(テカテカと光沢のあるものからマットなものまで)で
質感にバリエーションがあります。
shibafで人気なのは普通の生地に見えて実は触るとビニールコーティング、というタイプ。
元の生地がリネンだったり、ナチュラルな雰囲気なものもとても増えました。
コーティングの表面がテカテカしないでサラッとしている生地も
汗をかく季節には使い心地がいいです。
最近では生地の表ではなく裏をビニールコーティングしている生地もあります。
表は普通の生地に見えて、実は防水なので、助かります。



そして今月は「extras」にビニールコーティングの生地を使った「relax bag 」が登場します。
relax bagはクッタリしてやわらかいたっぷりサイズのトートバッグ。
今回から内側にポケットも標準装備になってさらに使いやすくなりました。
8タイプのファブリックは、すべてビニールコーティングファブリック。
いろんな色、柄、さらに質感もそれぞれ異なります。
できるだけテキストの中で素材感を説明しますので、ぜひチェックしてみてください。


 
w